?番外編 謎で挑んだファイナルズ予選その3
2007年12月19日では、レポの方を。
今年、ファイナルズ東京予選は、前述の通り、エルフ×2に当たり0−2でした。
屈辱の強制ドロップ・・。
やはり、今の環境、エルフに勝てなければデッキではないのか。サイドから対策も十分にしたはずなのに、なお勝てないとは。
ただし、救いは2戦とも1−2であったこと。これを2−1に変えるには、メインからエルフに強いカードを入れるしかない。できれば、1対複数交換の出来るカードを・・。
しかし、何を?青は、デッキの性質上ダブルシンボル以上のカードをいれるのはきつい。かといって、赤で1対複数交換できるカードと言えば・・
捕縛の言葉?・・5マナじゃ重すぎる。しかも不確実。
溶鉄の災難追加?・・これ以上自分から不敬の命令圏内に近づいてどうする。
硫黄破?・・同上。
紅蓮地獄?・・いつも3/3の群れに蹂躙されるんだよ!
命運の輪?・・はいはい、そうだね。
そうして、たどり着いた答えは、《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar(LRW)》。
最悪でも、クリーチャー一体除去+1ターンフォグ程度の働きはしてくれるだろう。
そんな軽い考えで入れてみたこのプレインズウオーカー。その時、まだ俺は、その力の十分の一も理解していなかった・・。
そして迎えた神奈川選手権。
1戦目 青単ピクルス ○×○
1G:相手のセットランドが島で萎える。うわー、捕縛の言葉抜いたばっかじゃん。
得てしてこんなもんだよなー、と思いつつ、ゲームを進める。
しかし、元々そこまで相性の悪い相手ではない。岩床+思案&予感で大量アドバンテージを得つつ、ぬいぐるみやチャンドラをカウンターしてもらう。最後は、相手のカウンターが切れたところで謎ガルガドン×2で勝ち。
2G:語るのも恥ずかしいミスを連発して負け。マジック下手さを改めて実感。
3G:お互い淡々と土地を並べつつ、お互いの場に出ている工廠でにらみ合い。・・と思いきや、なぜか相手だけ工廠を起動しない。数ターン後、トークンのみで殴りきる。
後で聞いたところ、対応してガルガドンキレられると対処手段がなかったとのこと。
2戦目 黒緑エルフ ○○
1G:相手1ターン目光り葉の宮殿セット。いよいよ迎えたリベンジの時。
・・というほど、試合内容ははっきりとは覚えていないのですが、確か、チャンドラが鬼のような強さを見せつけた試合。最後はこちらもライフ3まで落ち込むものの、溶鉄の災難X=2で場を一掃し、チャンドラ1点、ガルガドン9点パンチでぴったり、という結果でした。
2G:またチャンドラを引き込む。これは除去られたものの、二の矢であるマスティコアが除去られず、これ1体で完封。
3戦目 青緑白黒ブリンク ○△
1G:相手土地事故で、ダメランばかり4枚並び、相当痛そうにしている。しかしこちらも謎を引かないため、神秘の蛇等危ないクリーチャーやガラクだけ潰していきつつ、まったり展開。
く。そのうち、こちらの場にはチャンドラがこんにちは。向こうの場には熟考漂い。
ブリンクされても嫌なので、こちらはひたすら本体に1点ずつ飛ばしていく。向こうは熟考漂いでチャンドラに攻撃してくるも、+1−2=−1なわけで、毎ターン1点ずつしか減らない。そしていつまでも俺のライフも減らない。すごいぞ、強いぞ、チャンドラナラー!
そうこうしつつ地上はぬいぐるみががっちり固める。こうなるとガラクも全く怖くない。最後は雪崩しを引きこんで終了。
2G:謎全抜き。向こうはガラクが幅をきかせるも、赤命令や、ぬいぐるみ+マスティコアの友情コンボで何とか除去っていく。熟考漂いで引き増しているため、向こうのクリーチャーも尽きないが、アカデミーの廃墟を引き当てたこちらも、除去られる端からクリーチャー回収。最後は時間切れで引き分け。
ヴェンセールや雲間を泳ぐものが少なめだったようで、ぬいぐるみがバウンスされず大活躍でした。
4戦目 赤単バーン ×○×
この試合、負けたけど、本当に楽しい試合でした。正直、マジック人生の中でベスト3には入る好ゲームでした。
1G:先手。相手ギトゥの宿営地セットの返しに、何の気なしに精神石セットでターンを返すと、火花の精霊+粗暴の力で6点飛んでくる。手札に雪崩しあったのに、と悔やんでももう遅い。
その後、順調にライフを削られ、残ライフ6点になったところで向こう弾切れ。しかし、命運の輪はすでに待機2になっている。待機開けには確実に削られるため、ここで山と島1枚ずつ残してキレガルガドン。向こう、残ライフ11点。返しで相手のドローはケルドの匪賊。こちら残ライフ5点。この時点で、向こうの場には、タップの山×2、アンタップの山×2、ギトゥの宿営地、ケルドの匪賊。それに、待機1の命運の輪。こちらアンタップの山と島が1枚ずつ、ガルガドン×1、手札には火葬と雪崩し。ここで長考に沈む。次のドローは広漠なる変幻地ということは事前に思案で分かっている。ここで火葬を匪賊
に使わないと、次のターンガルガドンの攻撃を通せない。でも、そうすると、どうしてもあと2点が削れない・・。
仕方ないため、エンド時に火葬を匪賊に使い、こちら残ライフ4。こちらのターン、ガルガドンアタックに対して相手宿営地起動、そこで雪崩し。
そして、命運の輪に全てをかけることにするも・・。さすがに通常ドローもあわせて8枚も引けば4点くらい簡単に削れますよねー。
2G:サイドどうすればいいのかかなり悩むものの、スピード勝負のため、重めのカード全抜きで、命運の輪を止めるための計略縛りと鉄足をイン。
今回は、ガルガドン待機は出来ないものの、鉄足が場に並び始める。しかし、大量の火力に本体を焼かれつつ、今度はこちらのライフが3になったところで相手弾切れ。一方こちらは、思案や予感で必死にライブラリーを掘り進めつつ、アンタップのことも考えながら鉄足で少しずつアタック。相手の命運の輪を計略縛りしつつ、謎ガルガドンを一回決め、相手のライフを4まで追い込む。ここで、こちらのターン、こちらの場には、アンタップ状態の鉄足×3、手札には計略縛り。相手の場にはブロッカー×1と宿営地×1、山×4。
いつでもトップデッキで負けるこの状況、このターンで決めたいが、計略縛りで宿営地起動を打ち消しても、もう一度起動し直すだけのマナがあるし・・、と熟考していると、あることをふと思い出し、計略縛りのテキストをあらためて見直す。
「この方法でパーマネントの能力が打ち消された場合、このターン、そのパーマネントの起動型能力はプレイできない。」
な、なんだってー。
鉄足フルアタックに対し、相手、宿営地の能力を一回だけ起動し、ブロックしようとしたため、そこに全力で計略縛りを差し出す。
3G:三度目の、弾切れからのトップ勝負。相手が弾切れをしたところでこちらもキレガルガドン。こちらの場はガルガドンのみ、相手の場は山5枚のみ、手札なし。
ここで時間は終了。延長に入る。しかし、もはやこの勝負、5ターンあれば、確実に勝負は着く。こちらのライフは3だが、相手のライフもガルガドンのパンチ一発でなくなる。
本当のトップ勝負、相手がたたきつけたカードは・・!
脅しつけ
負けた・・と思った瞬間、相手が聞く。「当然3枚引いていいですよね?」
よく見ると、脅しつけだと思ったカードは、怒鳴りつけだった。
首の皮一枚つながった、と思ったのも束の間、次々に彼が叩きつけた3枚は・・
血騎士、ケルドの匪賊、粗暴な力
ケルドの匪賊がブロッカーとして現れて消え、残りライフは1。
そして、彼の次のドローは、追加のケルドの匪賊。
いやー、でも、ホント、めっちゃ楽しいゲームでした。それが証拠に、俺がこんなにはっきりゲーム内容覚えているのも珍しいことです。最後は、2人ともめっちゃ笑いながらプレーしてました。
5戦目 黒緑エルフ(アクアミーバさん)××
こんなところで知り合いに当たりたくはなかったのですが・・。
4戦目で燃え尽きたわけではないでしょうが、試合内容は全くいいところなく、本当にフルボッコでした。
聞くと、デッキタイプはDUSKくんのものであるとのこと。
2敗でもワンチャンスはあるかもしれない、とは思ったのですが、4戦目であれだけ楽しいゲームをして、5戦目でDUSKくんとアクアミーバさんに引導を渡される、というのは、マジック休止するにあたってはこれ以上望めないほどいい終わり方じゃないのかな、と思い、ここでドロップ。
こうして俺のファイナルズ予選は幕を閉じました。
あー、疲れた。そして長くなった。なんだ、マジック休止するっていいながら、結局マジックに時間使ってるんじゃないか、と気づきちょっとヘコむ。
いやいや、これに懲りずにまだ続けますよー、たぶんw
次回は、本編に戻るか、ちょこっとエクテンの話をするか、ミシュラデッキの話をするか、のどれかです。
今年、ファイナルズ東京予選は、前述の通り、エルフ×2に当たり0−2でした。
屈辱の強制ドロップ・・。
やはり、今の環境、エルフに勝てなければデッキではないのか。サイドから対策も十分にしたはずなのに、なお勝てないとは。
ただし、救いは2戦とも1−2であったこと。これを2−1に変えるには、メインからエルフに強いカードを入れるしかない。できれば、1対複数交換の出来るカードを・・。
しかし、何を?青は、デッキの性質上ダブルシンボル以上のカードをいれるのはきつい。かといって、赤で1対複数交換できるカードと言えば・・
捕縛の言葉?・・5マナじゃ重すぎる。しかも不確実。
溶鉄の災難追加?・・これ以上自分から不敬の命令圏内に近づいてどうする。
硫黄破?・・同上。
紅蓮地獄?・・いつも3/3の群れに蹂躙されるんだよ!
命運の輪?・・はいはい、そうだね。
そうして、たどり着いた答えは、《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar(LRW)》。
最悪でも、クリーチャー一体除去+1ターンフォグ程度の働きはしてくれるだろう。
そんな軽い考えで入れてみたこのプレインズウオーカー。その時、まだ俺は、その力の十分の一も理解していなかった・・。
そして迎えた神奈川選手権。
1戦目 青単ピクルス ○×○
1G:相手のセットランドが島で萎える。うわー、捕縛の言葉抜いたばっかじゃん。
得てしてこんなもんだよなー、と思いつつ、ゲームを進める。
しかし、元々そこまで相性の悪い相手ではない。岩床+思案&予感で大量アドバンテージを得つつ、ぬいぐるみやチャンドラをカウンターしてもらう。最後は、相手のカウンターが切れたところで謎ガルガドン×2で勝ち。
2G:語るのも恥ずかしいミスを連発して負け。マジック下手さを改めて実感。
3G:お互い淡々と土地を並べつつ、お互いの場に出ている工廠でにらみ合い。・・と思いきや、なぜか相手だけ工廠を起動しない。数ターン後、トークンのみで殴りきる。
後で聞いたところ、対応してガルガドンキレられると対処手段がなかったとのこと。
2戦目 黒緑エルフ ○○
1G:相手1ターン目光り葉の宮殿セット。いよいよ迎えたリベンジの時。
・・というほど、試合内容ははっきりとは覚えていないのですが、確か、チャンドラが鬼のような強さを見せつけた試合。最後はこちらもライフ3まで落ち込むものの、溶鉄の災難X=2で場を一掃し、チャンドラ1点、ガルガドン9点パンチでぴったり、という結果でした。
2G:またチャンドラを引き込む。これは除去られたものの、二の矢であるマスティコアが除去られず、これ1体で完封。
3戦目 青緑白黒ブリンク ○△
1G:相手土地事故で、ダメランばかり4枚並び、相当痛そうにしている。しかしこちらも謎を引かないため、神秘の蛇等危ないクリーチャーやガラクだけ潰していきつつ、まったり展開。
く。そのうち、こちらの場にはチャンドラがこんにちは。向こうの場には熟考漂い。
ブリンクされても嫌なので、こちらはひたすら本体に1点ずつ飛ばしていく。向こうは熟考漂いでチャンドラに攻撃してくるも、+1−2=−1なわけで、毎ターン1点ずつしか減らない。そしていつまでも俺のライフも減らない。すごいぞ、強いぞ、チャンドラナラー!
そうこうしつつ地上はぬいぐるみががっちり固める。こうなるとガラクも全く怖くない。最後は雪崩しを引きこんで終了。
2G:謎全抜き。向こうはガラクが幅をきかせるも、赤命令や、ぬいぐるみ+マスティコアの友情コンボで何とか除去っていく。熟考漂いで引き増しているため、向こうのクリーチャーも尽きないが、アカデミーの廃墟を引き当てたこちらも、除去られる端からクリーチャー回収。最後は時間切れで引き分け。
ヴェンセールや雲間を泳ぐものが少なめだったようで、ぬいぐるみがバウンスされず大活躍でした。
4戦目 赤単バーン ×○×
この試合、負けたけど、本当に楽しい試合でした。正直、マジック人生の中でベスト3には入る好ゲームでした。
1G:先手。相手ギトゥの宿営地セットの返しに、何の気なしに精神石セットでターンを返すと、火花の精霊+粗暴の力で6点飛んでくる。手札に雪崩しあったのに、と悔やんでももう遅い。
その後、順調にライフを削られ、残ライフ6点になったところで向こう弾切れ。しかし、命運の輪はすでに待機2になっている。待機開けには確実に削られるため、ここで山と島1枚ずつ残してキレガルガドン。向こう、残ライフ11点。返しで相手のドローはケルドの匪賊。こちら残ライフ5点。この時点で、向こうの場には、タップの山×2、アンタップの山×2、ギトゥの宿営地、ケルドの匪賊。それに、待機1の命運の輪。こちらアンタップの山と島が1枚ずつ、ガルガドン×1、手札には火葬と雪崩し。ここで長考に沈む。次のドローは広漠なる変幻地ということは事前に思案で分かっている。ここで火葬を匪賊
に使わないと、次のターンガルガドンの攻撃を通せない。でも、そうすると、どうしてもあと2点が削れない・・。
仕方ないため、エンド時に火葬を匪賊に使い、こちら残ライフ4。こちらのターン、ガルガドンアタックに対して相手宿営地起動、そこで雪崩し。
そして、命運の輪に全てをかけることにするも・・。さすがに通常ドローもあわせて8枚も引けば4点くらい簡単に削れますよねー。
2G:サイドどうすればいいのかかなり悩むものの、スピード勝負のため、重めのカード全抜きで、命運の輪を止めるための計略縛りと鉄足をイン。
今回は、ガルガドン待機は出来ないものの、鉄足が場に並び始める。しかし、大量の火力に本体を焼かれつつ、今度はこちらのライフが3になったところで相手弾切れ。一方こちらは、思案や予感で必死にライブラリーを掘り進めつつ、アンタップのことも考えながら鉄足で少しずつアタック。相手の命運の輪を計略縛りしつつ、謎ガルガドンを一回決め、相手のライフを4まで追い込む。ここで、こちらのターン、こちらの場には、アンタップ状態の鉄足×3、手札には計略縛り。相手の場にはブロッカー×1と宿営地×1、山×4。
いつでもトップデッキで負けるこの状況、このターンで決めたいが、計略縛りで宿営地起動を打ち消しても、もう一度起動し直すだけのマナがあるし・・、と熟考していると、あることをふと思い出し、計略縛りのテキストをあらためて見直す。
「この方法でパーマネントの能力が打ち消された場合、このターン、そのパーマネントの起動型能力はプレイできない。」
な、なんだってー。
鉄足フルアタックに対し、相手、宿営地の能力を一回だけ起動し、ブロックしようとしたため、そこに全力で計略縛りを差し出す。
3G:三度目の、弾切れからのトップ勝負。相手が弾切れをしたところでこちらもキレガルガドン。こちらの場はガルガドンのみ、相手の場は山5枚のみ、手札なし。
ここで時間は終了。延長に入る。しかし、もはやこの勝負、5ターンあれば、確実に勝負は着く。こちらのライフは3だが、相手のライフもガルガドンのパンチ一発でなくなる。
本当のトップ勝負、相手がたたきつけたカードは・・!
脅しつけ
負けた・・と思った瞬間、相手が聞く。「当然3枚引いていいですよね?」
よく見ると、脅しつけだと思ったカードは、怒鳴りつけだった。
首の皮一枚つながった、と思ったのも束の間、次々に彼が叩きつけた3枚は・・
血騎士、ケルドの匪賊、粗暴な力
ケルドの匪賊がブロッカーとして現れて消え、残りライフは1。
そして、彼の次のドローは、追加のケルドの匪賊。
いやー、でも、ホント、めっちゃ楽しいゲームでした。それが証拠に、俺がこんなにはっきりゲーム内容覚えているのも珍しいことです。最後は、2人ともめっちゃ笑いながらプレーしてました。
5戦目 黒緑エルフ(アクアミーバさん)××
こんなところで知り合いに当たりたくはなかったのですが・・。
4戦目で燃え尽きたわけではないでしょうが、試合内容は全くいいところなく、本当にフルボッコでした。
聞くと、デッキタイプはDUSKくんのものであるとのこと。
2敗でもワンチャンスはあるかもしれない、とは思ったのですが、4戦目であれだけ楽しいゲームをして、5戦目でDUSKくんとアクアミーバさんに引導を渡される、というのは、マジック休止するにあたってはこれ以上望めないほどいい終わり方じゃないのかな、と思い、ここでドロップ。
こうして俺のファイナルズ予選は幕を閉じました。
あー、疲れた。そして長くなった。なんだ、マジック休止するっていいながら、結局マジックに時間使ってるんじゃないか、と気づきちょっとヘコむ。
いやいや、これに懲りずにまだ続けますよー、たぶんw
次回は、本編に戻るか、ちょこっとエクテンの話をするか、ミシュラデッキの話をするか、のどれかです。
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